私は、本当に牡蠣が大好きです!
都心でオイスターバーが乱立し始めてから久しいですが、
牡蠣好きの中では、
どこの牡蠣が好きか?
どのブランド牡蠣が一番か?
が毎回の話題です。
それぞれに、好みとや考え方があって、
ワイワイしながら、産地に合うお酒を飲みながらの
牡蠣派パーティーは本当に楽しいですね。
生産量で見れば、広島が圧倒的にNO1です。
なんと、全国の水揚げの63%を誇っています。
また、東日本大震災で壊滅した宮城沿岸の牡蠣養殖も、
1970年以降、日本がフランスの牡蠣養殖をサポートしていたお返しにと、
フランスの牡蠣養殖業者から必要な物資の支援を受け、復活することができました。
応援したい牡蠣です。
そして、生産量では、全国6位と、決して多くないのですが、
覚えておいていただきたいのが、厚岸の牡蠣です。
厚岸の牡蠣の歴史はとても古いのです。
厚岸(アッケシ)は地名の語源がアイヌ語の「アッケケシ(かきのあるところ)」という説があるほど、
古くよりかきの産地として知られていました。
オランダのフリース船長率いるカストリクム号が1643年に厚岸に寄港し、その航海記録から
当時から厚岸では牡蠣が重要な食料源となっていたことが分かります。
厚岸湖は、森からの養分をたっぷりと含んだ別寒辺牛川の淡水と、
太平洋の海水が混ざり合う汽水湖で、牡蠣は豊富なプランクトンや栄養塩類をたっぷりとって育ちます。
また海水温が低いことが幸いし、
ゆっくりじっくり育つため、
長い時間をかけて豊富な栄養を取り続けることで旨味は凝縮し身もふっくらと育ちます。
牡蠣には、グリコーゲンのほか、タンパク質やカルシウム、亜鉛などをはじめ、
様々な栄養素を多量に含むことから『海のミルク』と呼ばれています。
寒いが故にゆっくり育つ厚岸の牡蠣は、どこよりもクリーミーな味わいになります。
さて、この厚岸の牡蠣ですが、
全国で唯一、通年で出荷ができます。
一年中、旬の牡蠣が楽しめるのは、ここ厚岸の牡蠣だけなのです。
冬の北海道で凍った厚岸湖を見ながら牡蠣を食べるもよし。。
涼しい北海道で、避暑を楽しみながら牡蠣を食べるもよし。。
厚岸の牡蠣は、一年中、あなたをお待ちしています。
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