夕日は何故?美しく赤く見えるのでしょうか。
太陽の光にはすべての色が備わっています。
その多彩な色を持った光が地球に届き、空気の中にある酸素や窒素、チリや水蒸気に拡散されて
波長の短い青色は沢山拡散されるため、空は青く見えます。
一方、夕方になると、太陽光が空気中を通る距離が長くなるため
青い光は拡散・吸収され、地表まで届くことができません。
地表まで届くことのできる周波数の長い光が、橙~赤色の光です。
これが夕日が赤く染まるメカニズムです。
空気中に不純物が少なければ綺麗な夕焼けをみることができます。
さらに、通過する空気中に水蒸気が多いと、
波長の長い赤い光がより拡散されるため
赤い夕日になり、水蒸気が少ないと、
黄色~橙色の夕日になります。
ここ、釧路は、釧路湿原の豊富な水分によって、
比較的湿度が高く、夕日は海面に落ちるため、
水分を含んだ空気のフィルターを通して見える
夕日は、綺麗な真っ赤に染まるのです。
夕日が私たちのところまで届く空気が綺麗で、水分を含んでいれば綺麗に見える。
ですから、釧路湿原の細岡展望台からも綺麗な夕日を見ることができます。
湿原の水分と、まったく汚染の無い空気が、地球の美しさを私たちに教えてくれるのです。
私たちの住んでいる星は、こんなに綺麗なんだ! と
釧路で実感していただければ幸いです。
ちなみに、、、我々が日没を目にする1分ほど前に太陽は沈んでしまっています。
見えているのは一種の幻影です。屈折効果により光が地平線付近にたまっているのです。
釧路の夕日のベストシーズンは 秋から冬です。
晴天率が高く、空気が澄んでいるこの時期が一番綺麗に見えるでしょう。。
では、、釧路でお待ちしています。
最後に、釧路夕焼け倶楽部様が実施しているフォトコンテストの入賞作品です。。