鶴居村といえば、丹頂!
正解です。
鶴居村は野生の丹頂に会うことができる
貴重な場所です。
丹頂は鶴居村を中心に道内で1236羽。 約半数が鶴居村で確認されています。
人口は2511人です。
さすがに鶴よりは多いですが、1km2あたり3人しか住んでいないので、
回覧板は車で運ぶことになります。
鶴居村は酪農の村ですので、牛は、12,942頭もいます。
ひとよりはるかに多く住んでいます。
牛が多ければ牧草地も広い。
これが美味しい鹿を育てるのにとても大切な条件なのです。
(もちろん、美味しいミルクにも大切なのは言うまでもありませんが、、)
結果として、エゾシカも多い。
北海道の東部(オホーツク、根室、釧路、十勝)で
22万頭のエゾシカが確認されています。
牛に匹敵する数のエゾシカが鶴居村に住んでいることは容易に想像できます。
さて、このエゾシカの楽園では、
鹿マスターといわれるハンターが腕を競っています。
美味しい鹿肉をいただくためには
1、美味しい年齢(2~3歳の牡)の鹿であるか。
2、牧草をしっかり食べて肥育している季節か。
3、雪の季節は美味しくない。
4、撃った時に一発で首の骨を砕いて、即死させたか。苦しめた鹿は不味い。
5、直ぐに放血を行う。
6、内臓をすぐに抜く。
7、体温を下げる。皮は早く剥いだ方が良い。
9、大分けにした肉は吊るして血を抜く。
10、肉からはスジを取、肉の繊維に気を付けて切る。
の条件を守らなければいけません。
内臓などを山に捨ててしまうと、クマの格好の餌となってしまうため、
鹿を獲った後に、でいるだけ早く解体できる場所に持ち込める環境が必要になります。
昔から鹿とともに暮らしてきた鶴居村には、鹿を丁寧に処理できる職人が育っています。
鹿の品質が高く、鹿を精肉する優れた技術がある。
だから、鶴居村の鹿肉は、北海道の中でも特別に美味しいといわれるのです。
東京の高級フレンチの鹿肉は、鶴居村産が多いのには理由があるのです。
代官山のフレンチ・パッションに行ってみてください。
鶴居村の代表的鹿マスターK氏の極上のエゾシカの味をお試しいただけます。